※本作品は2011年4月12日時点で日本発売は決定しているものの発売日は未定であり、この作品は海外輸入版であることをご承知ください
先日Xbox 360版と同時購入しておりました、PS3の「Michael Jackson The Experience」。Kinectで踊るダンスが非常に楽しいことと、「きっとPS3も踊るシステムが違うだけでゲームは一緒なんだろうな」という先入観で放置していたのですが、これがもうまったく別物というほど違うゲームに仕上がっていたので改めてエントリー。
ちなみに前回のXbox 360版エントリーはこんな感じですが。
マイケルと踊れるダンスゲーム「Michael Jackson The Experience」Kinect版ファーストインプレッション – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2011/04/18/5326
その後も続けてプレイした感想としては、「マイケルのダンスを楽しめるけどマイケルそのもののダンスではないなあ」ということ。マイケルのPVもすべてのパートでダンスしているわけではなく、間を埋めるためには仕方がないのですが、他のパートで使っていた振り付けを何度か使い回しているシーンも多いです。
また、Kinectでの認識が難しいのか、ダンスそのものが簡略化されている場面もいくつかありました。難易度をMaxにしても「あれ、これPVと違うぞ?」というシーンが見受けられたので、ゲームだけでマイケルのダンスを完全コピーするのは難しいかもしれません。
本当に練習したいのであれば、ダンサーの振り付けを動画で学べる「MJ School」が一番。ただし、こちらは逆にマイケル本物のダンスに近すぎて、いきなり練習しようとするとハードルが高すぎる。マイケルのダンスを学びたいのであればまずはゲームで少しずつ動きになれた上で難易度を上げていき、最後は大事なシーンの振り付けを動画で学ぶ、という流れがよいようです。
というKinect版の補足はこれくらいにしてPS3版のお話をば。360版ではKinectを使って体の動きを認識しますが、PS3では周辺機器であるモーションコントローラを使って踊ります。
Xbox 360版とはだいぶ違うと書きましたが、基本的なメニュー構成はどちらも同じで、ダンスを楽しむパートと、動画で振り付けを学べるスクールパートに分かれています。
ただその仕様は大きく違っています。細かいところで違うのは、動画の説明に字幕をつけられること。今まで自己紹介で名前わかんなかったダンサーがこれで調べられるよw
そしてさらに違うのがスクールのビデオシステム。なんと準備運動以外の動画はすべて鍵がかかっており、ゲームモードで星を集めないと見られない仕様になっているのです。
ちなみに星がもっとも多いのは、「Iconic Posing」の300個。これはきっとマイケルの特徴的なポージングを学べるんですかね。ダンスの振り付けとして最も高いのは、Remember The Timeの250個。ダンスはMAXで星5個なので、最高のダンスしても60回とか50回とかプレイしないといけないんですね……。
さて気を取り直してダンスパート。こちらはすべての楽曲を最初からプレイできます。
画面の上をよく見ると難易度がそれぞれ3つ。左側はダンスの難易度、右側はマイクを使って歌を歌うときの難易度です。
ゲーム部分は最初から多人数プレイが前提のようで、PS3のモーションコントローラで参加。
続いてメインダンサー、つまりマイケル部分を踊るかバックダンサーを踊るか選べます。難易度のところでダンスの難易度が2つあったのは、左側がマイケルパート、右側がバックダンサーパートということのようです。
これがダンスのシーン。バックダンサーとはまったく違う振り付けになるところがXbox 360版との違いです。
左右に流れてくるポーズに合わせて自分も動く、という仕組み自体はXbox 360と同じ。1人でやってるのでわからないのですが、左側にはマイケルの振り付け、右側にはバックダンサーの振り付けが出るみたい。
たまにマイケルの手が光るときがあり、このタイミングで動作を決めると高得点がでるっぽい。光るときはたいていが楽曲の中でも決めポーズのシーンなので、ビシっと決めるとなかなかに気持ちよいです。
群舞だけでなく2人で踊る楽曲も。2人の息をぴったり合わせないといけないのでこれは男女でプレイするともりあがりそうですね!
楽曲が終わるとそのときのスコアが表示。がんばったけどBeat Itは星3つを超えられません。これ全部の動画ロック解除するの先が長いぞ……。
ちなみに結果画面には「Online」の表示もあり、これはどうやらオンラインで他の人と踊れるのかも! とボタンクリックしてみたところ!
ああああああああPSNェ……。
そんな悲しみをぬぐい去りつつダンスを重ねていくと☆がたまっていき、ビデオが解除される数になると通知が現われます。
Xbox 360版とPS3版を比べると、Xbox 360はよりダンスレッスンに近いのに対し、PS3はゲームに近い感じ。360では楽曲をパートごと区切って細かく練習できるので、振り付けをしっかり覚えやすい。また、動画の制限もかかっていないので、ダンサーの本格的なダンスを視覚で学ぶのも簡単です。
一方のPS3は楽曲は通してプレイするようになっていて細かく練習はできず、動画もロック解除しなければ全部を見ることができない。そのぶんダンスはマイケルとバックダンサーで用意されていたり、映像も自分が映し出される360に対してマイケルが現われるぶん見ていて楽しい。360は自分がうまく踊れないのがすべて画面に出ちゃうけど、PS3なら自分がミスってもマイケルは淡々と美しく踊るしねw
そして最大の違いといってもいいポイントは、PS3とXbox 360で振り付けが全然違うこと。考えてみれば体全体の動きは認識できるけれど細かい動きがわかりにくいKinectと、モーションコントローラの動きはきっちり把握できるぶん握っている手しか認識できないPS3では違って当然なのですが、それにしてもあまりに振り付けが違うのは衝撃でした。
たとえばのBeat It。この楽曲は割と振り付けが有名だとは思いますが、本来は両手を振り上げる動作の次に、おなかの部分に手を当てて振りながら腰を回していく振り付けがあります。PS3ではこの手を上に挙げる部分はあるものの、その後の腰にあてた手を振りながら腰を回す振り付けはカット。
一方のKinectはその振り付けもしっかり入っております。
ではPS3が振り付けたりないかというと、今度はPS3にしかない振り付けも。Remember The Timeの2人で踊るパートはまさにPVさながらの振り付けです。
また、Kinect版ではWill You Be Thereが歌だけだったのに対し、PS3版では振り付けがあるという違いも。ただ、もっとも覚えたかった振り付けパートに入る間に楽曲が終了してしまったのであまり意味はなかったのですが……。
しっかり振り付けを覚えられる360と、よりゲームっぽく楽しめるPS3。しかもどちらも振り付けが異なっていることもあり、両方でダンスを練習しないと本当のマイケルダンスは身につかなそう。これはもう一時のブームではなくライフワークとして取り組みたいなと気を新たにする所存であります。
そして改めての説明ですが、PS3版はもちろんXbox版も含めて「MICHAEL JACKSON THE EXPERIENCE」を関する作品は現時点では日本で発売されていません。欲しい人は海外版を購入することになるのでその点は自己責任でご利用くださいませ。
(0412)[(PS3)MICHAEL JACKSON THE EXPERIENCE]入荷しました?-?ファミコンプラザゲーム最新情報ページ
http://www.famicom-plaza.com/blog/2011/04/0412ps3michael-jackson-the-exp.html
なお、PS3版のゼロ・グラビティは、Xbox360版と違って本気で体を斜めにさせようとしたことを最後に申し添えておきます。いくらモーションコントローラしか認識しないからってやりすぎだろおいwww
“【続】マイケルと踊れるダンスゲーム「Michael Jackson The Experience」、今度はPS3版ファーストインプレッション” への2件のフィードバック